どうも皆さんsardです。突然ですが皆さんはモバイルバッテリーを使っていますか?外出時の必需品とも言えるモバイルバッテリー。しかし、種類が多くどれを選んだら良いかわからない方も多いと思います。そこで今回はモバイルバッテリーの選び方について解説していきます。
モバイルバッテリー選びで確認すべき5つのポイント
モバイルバッテリーを選ぶときは、以下の5つをしっかりチェックしましょう。
容量(mAh)|どれくらい充電できるか?
モバイルバッテリーの容量は「mAh(ミリアンペアアワー)」で表示され、数値が大きいほど多くの電力を蓄えられます。当然容量が大きくなればなるほど、モバイルバッテリー本体の大きさも大きくなっていくため、充電を行うデバイスにあった容量を選択しましょう。また容量で決める際は、「定格容量」を意識することが大切です。
「定格容量」とは実際にスマホなどデバイスに供給が行える容量で、変換時のロスや出力電力の違いに差が出てしまいますが、モバイルバッテリーに表記されている容量の7~8割程度が定格容量になります。
例えば10,00mAhと記載されたモバイルバッテリーの場合、実際充電に使用できる容量は7,000~8,000mAhとなります。
容量(mAh) | 定格容量(mAh) | iPhone16充電回数(目安) |
5,000mAh | 3,500~4,000mAh | 約1回 |
10,000mAh | 7,000~8,000mAh | 約2回 |
20,000mAh | 14,000~16,000mAh | 約4.5回 |
出力(W)|充電の速さに関わる重要なポイント
出力(W=ワット)は、どれだけのスピードで充電できるかを表す指標です。ワット数が高いほど充電は速くなります。消費電力の多いデバイス程高出力が必要となってくるため、デバイスにあった出力を選びましょう。出力が足りない場合は充電が行えなくなるため注意が必要です。
- 10W以下:通常充電
- 20W以上:急速充電(スマホの充電に最適)
- 45W以上:MacBookなど一部のノートパソコンに最適
- 65W以上:基本的なノートパソコンの充電が可能
また、PDやQCなどの急速充電の規格も存在します。基本的には互換性はありますが、一部互換性がない場合もあるため、知っておいて損はありません。
- USB Power Delivery(PD):USBの公式急速充電規格で、汎用性が高く広く普及している
- Quick Charge(QC):Android向けに最適化されたQualcommの独自急速充電規格
入出力ポートの数と種類
モバイルバッテリーを選ぶ際は、USB-AとType-Cそれぞれのポート構成は必ずチェックを行いましょう。スマホにイヤホン、ノートパソコンなど複数のデバイスを同時に充電を行いたい場合は、2ポート以上を搭載したモデルを選択しましょう。特に近年Type-Cの普及が広まっているため、Type-Cポートが多いモデルもおすすめです。
安全性・信頼性(PSEマークの有無)
日本国内で販売されているモバイルバッテリーは、電気用品安全法(PSE法)によりPSEマークの表示が義務付けられています。PSEマークの表示がないモバイルバッテリーは安全性が確保されていないため、発火などのリスクが高くとても危険です。また、違法品の可能性もあるため、必ずPSEマークが記載されたモバイルバッテリーを選びましょう。
おすすめなのは信頼できるメーカー(AnkerやCIO)のモバイルバッテリーを購入することです。
用途別|こんな人にはこの容量・このスペックがおすすめ
「大は小を兼ねる」と言う言葉がありますが、モバイルバッテリーにおいては使い方にあった容量・性能を選ぶことがとても大切となってきます。目的に不釣り合いな容量・性能を選んでしまうと、無駄な費用を費やしてしまったり、本来の使用目的にマッチしなかったりなど悲しい結果となってしまいます。
必ず使用シーンにあったスペックを選びましょう。
通勤・通学・日常使いメインの人
- おすすめ容量:5,000mAh〜10,000mAh
- 理由:スマホ1〜2回分充電できれば十分。軽くてかさばらないモデルが最適
- おすすめ仕様:
- 出力20W(iPhoneならPD対応)
- USB-A+USB-Cの2ポートあれば便利
- 軽量・薄型
近年ではワイヤレス充電対応のモバイルバッテリーもあり、日常使いメインの人にはおすすめです。
外回り・出張が多いビジネスマン
- おすすめ容量:10,000mAh〜20,000mAh
- 理由:スマホ、タブレット、ノートパソコンなど複数台の充電が可能
- おすすめ仕様:
- USB PD 45W以上(できれば65W以上が望ましい)
- 複数ポート(A×2 + C×1 など)
- AC出力対応
AC出力に対応したモバイルバッテリーもあり、Type-CではなくDCで充電を行うノートパソコンを使用している方はAC出力を選びましょう。またAC出力対応の場合、小型の扇風機などを動作させることもできるため汎用性がとても高いです。
旅行・アウトドア・災害時に備えたい人
- おすすめ容量:20,000mAh以上
- 理由:電源が確保できない環境で長時間使う想定
- おすすめ仕様:
- 65W以上の高出力で複数台同時充電
- ソーラーパネル付きモデルなども検討可
- USB-C×2口以上で高速充電&本体充電も速いタイプがベスト
特にアウトドアや災害時に備える場合は、モバイルバッテリーではなくポータブル電源を検討するのも良いでしょう。価格は大きく違いますが、より快適に・安心して電源が確保できない環境でも長時間使用することができます。
おすすめのモバイルバッテリー
ワイヤレス充電対応モバイルバッテリー
ケーブル一体型のモバイルバッテリー
AC出力対応の多ポートモバイルバッテリー
PD 100W対応の高出力モバイルバッテリー
ソーラー充電対応モバイルバッテリー
まとめ|モバイルバッテリーは「使い方」で選ぼう
最後にもう一度、失敗しないための選び方を振り返っておきましょう。
- 容量(mAh):使用頻度とデバイス数で決める
- 出力(W)と規格(PD/QC):急速充電の可否に関わる
- ポートの数と種類:USB-AとUSB-Cの構成がカギ
- サイズと重さ:持ち歩くなら軽量・薄型が便利
- 安全性(PSEマーク):発火事故を防ぐためにも確認必須
モバイルバッテリーは用途や目的に合った製品を選ぶことで快適で安全に使用することができます。
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